木火土金水
木火土金水(もっかどこんすい)
古代の人は自然をたくさんたくさん観察し
あることに気がついた...
目に見える自然のあらゆるものは
木 火 土 金 水
の5つに分類できる、と
『木』草花や樹木、森や草原など
『火』煮炊きをする火、道具を作る火も
『土』大地、山、畑など
『金』岩石や金属、斧や鎌、包丁など道具となるもの
『水』雨露、海、川、湖など
これら5つの質に集約するというのが、五行説のはじまり♪
そしてこれらの5つの質の中で、生かしたり剋したりする関係ができる
相生(そうしょう)関係は...
『水生木』木は水によって養われ、水がないと枯れてしまう
『木生火』火は燃料となる木材が無ければ燃えることはできない
『火生土』燃えた後の灰は土に還る、そして灰は土の養分となる
『土生金』土が固まり鉱物となり、その鉱物や宝石は土から生まれる
『金生水』岩清水のように岩石の隙間から水が湧き出る姿
相剋(そうこく)の関係は...
『木剋土』木は根をはり土をえぐり、養分を吸収して土を痩せさせる
『土剋水』 土が混じれば水は濁り、また土の堤防は水をせき止める
『水剋火』水は火を打ち消す
『火剋金』火は金属をドロドロに溶かし変形させる
『金剋木』金からなる斧などの道具は木の伐採に使われる
すべて自然を観察して見つかるそれぞれの質からくる考え方
すぐに勘違いしてしまいそうになるけれど
相生関係が良い◯、相剋関係が悪い×
ではないということ!
この先も何度も伝え続けようと思う...
良い悪いではなく、そういう事象・作用なだけなのだ
占いとして使った時に、この場合には吉だが、この環境では凶だと答えを出す事はあるけれど、あくまでも環境によりけりなのだ♪
相生(そうしょう)といえども行き過ぎれば凶になる
水をあげ過ぎれば根腐れするし
燃料が多過ぎれば大爆発
過度の火や日照りでは土が乾燥してしまう
土が多ければ金も埋もれて発掘することさえ叶わない
相剋(そうこく)といえども使い方次第では行き過ぎる質を抑えてくれるなど、吉になる♪
水の氾濫を防いだり
金属が道具となるためには火で溶かしてから叩いて叩いて形成しなければならない
過ぎたるは猶及ばざるが如し
算命学ではバランス命!とも言っています♪
なんでも行き過ぎれば毒になるんですね
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