季節と色と方向と
地上に存在する“目に見えるもの”を分類した五行だけれど
この世には“目に見えない”けれども存在する無形のものがある
例えば『風』や『方角』
目に見えないものにも五行があり分類している
目に見える五行と目に見えない五行をつなぐ共通点は、季節であると考えられている
そして季節の変化は色彩の変化でもあり、色彩も分類されていった♪
『春』は暖かく草木が青々とし、一番成長する季節であり、春には東から風が吹く...
目に見える草木と目に見えない東(風と方向)が季節によって結びつき、青が当てられた
『夏』は暑い季節、それは真っ赤な太陽(火の性質)の影響であり、夏は南から風が吹く...
『秋』は涼しく空気の澄んだ季節、秋は西から風が吹き、西の反対は東の木性であることから西は金の性質と結びついた
色は澄んだ透明だが存在しないので白を当てはめた
『冬』は寒く暗く(黒を当てる)雲が垂れ込め雪がふる、雪は溶けると水になり、冬は北から風が吹く...
...そうなると、木火土金水の『土』はどこいったんだろう?っとなる...
土は大地を表し中心であり、大地の上に木火金水が存在すると考える
大地の上で季節は移ろうので土自体を季節に当てはまることはできない
したがって土は季節の変わり目である、立春・立夏・立秋・立冬を当てはめた
すなわち『土用』である♪
ちなみに色彩は大地の色である黄色が当てはまる
土用の丑の日の、土用...意味もわからず使っていたが、木火土金水の土の事を言っていたんだなぁ✨
木は東であり春、青である
火は南であり夏、赤である
土は中央であり土用、黄である
金は西であり秋、白である
水は北であり冬、黒である
そしてあらゆることを方向に当てはめていくことになる
占いの結果としても現れるのである
算命学を学んでいるとよく起こることがある
普段何気なく使っている言葉の中に、陰陽五行思想がたくさんひそんでいて、その意味を知り『そうだったのかー!!』というアハ体験ができるのだ♪
私たちが意味や成り立ちを知らないだけで、全て何かしら意味があって使われているし、存在しているのだ
全ての物事に意味があり理由がある
何かが起きた時、ただ感情にまかせて喜怒哀楽だけで終わるのではなく、なぜそれが起きたのか、その事象にはどういった意味があるのか?
を観察することは神=自然に近づく一歩なのだろう
私たちはなぜ生きてるのだろう?
私たちはなぜここにいるのだろう?
まだハッキリとわかっていないことも、自然を理解し学ぶことで、この世の全ての謎は解き明かせる時がくるのかもしれない
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